2012/05/21

安全安心情報を地図上に表現

愛媛県松山市のデジタルファームが運営している「あんぜんねっと」(◯◯火事ドコ?まっぷ、◯◯安全安心まっぷ、 ◯◯ 安全安心情報)は、全国各地の消防車出動通知メールサービスや、不審者通知メールサービスなどを受信してGoogleマップ上に表現するなどしています。

広告が多く、必要な情報と広告の配置を整理するとさらに利便性が高まるように思われますが、優れた取り組みです。

あんぜんねっと
http://anzn.net/

2012/05/09

「雨」など気象に関するデータについて

先日のエントリーで紹介した東京都水道局の「東京アメッシュ」は、降水状況を非常に細かいメッシュで、かつ5分単位で提供しているため、うまく使えばほとんど雨に濡れずに移動することも可能である。そして、様々な(勝手?)アプリやビューアーがあるため、正式には携帯電話サービスしか提供されていないにもかかわらず、iPhone、Androidスマートフォン、Kindleをはじめとするさまざまな端末でサービスを利用することが可能になっている。

しかしこの東京アメッシュは、あくまでも東京都水道局のサービスであるため、東京を中心とした東西約190km南北約120kmの範囲の降雨状況しかわからない。

全国各地でも東京アメッシュのようなさまざまなアプリ/サービスが開発できる環境があるのだろうかという問題意識から、まずは雨など気象に関するデータ提供がどうなっているのか、少し調べてみた。

東京以外の都市では

大阪市降雨情報 (兵庫県・京都府・和歌山県・奈良県・滋賀県も一部を含む)
レインアイよこはまレーダ雨量情報 (運用停止中)

があり、国としては

国土交通省 リアルタイムレーダー/リアルタイム雨量 
国土交通省 水管理・国土保全局、道路局、気象庁の情報を統合して提供
国土交通省 気象庁 レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)  
気象レーダーによる5分毎観測データと、降水ナウキャストによる5分毎の60分先までの予測
国土交通省 気象庁 最新の気象データ

などがある。
また公益法人制度改革で一般財団法人となった日本気象協会は、

日本気象協会 tenki.jp (雨雲の動き(レーダー)) 

を提供している。tenki.jpでは「公開情報」として、ブログパーツの提供コーナーがあり、そこには「雨雲の動き(レーダー)」のブログパーツもある。

それから日本気象協会は、有料で、天気予報やさまざまな「指数」のデータを

天気予報API

として提供している。導入事例は興味深い。

現在は日本気象協会以外の企業も天気予報を行なっているが、気象庁のデータを民間の気象事業者へ提供(有料)するのは、

一般財団法人気象業務支援センター

である。
雨雲のレーダー情報は、民間企業の

ウェザーニュース
ウェザーリポート

などでも見ることができる。
その他、

東京電力 雨量・雷観測情報

といったものもある。