2012/04/10

IT戦略本部における「公共データ活用/オープンデータ」の検討

3月9日、IT戦略本部のリアル会合(持ち回りでない)が約2年ぶりに開催された。

有識者として伊藤穣一さん、村井純先生、野原佐和子さん等が新たに加わり、新鮮な顔ぶれとなった。そして、2011年度のなるべく早い時期に準備組織を立ち上げようとされていたのに2011年度末になるまで着手されずにいた「政府CIO」について検討する会議も設置された。これまで進まなかったIT政策が進むのではないかと期待したい。

閣議前にたった10分間だけ行われた会議なので、おそらく実際の議論はされてないと思う。だが資料を見ると、村井本部員、野原本部員、矢野本部員、経済産業省がともに政府・公共データ利活用に言及していることが注目される。

公共データの活用を進めることで、

  1. 行政の効率化・高度化
  2. 政策評価など民主主義の向上
  3. 新たなビジネスや社会サービスの創出

が期待される。

IT戦略本部の下に設けられた電子行政に関するタスクフォースでは現在、公共データ活用を進めるための提言をまとめようとしている。6月頃までにはその提言がまとまる予定だ。

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