先日のエントリーで紹介した東京都水道局の「東京アメッシュ」は、降水状況を非常に細かいメッシュで、かつ5分単位で提供しているため、うまく使えばほとんど雨に濡れずに移動することも可能である。そして、様々な(勝手?)アプリやビューアーがあるため、正式には携帯電話サービスしか提供されていないにもかかわらず、iPhone、Androidスマートフォン、Kindleをはじめとするさまざまな端末でサービスを利用することが可能になっている。
しかしこの東京アメッシュは、あくまでも東京都水道局のサービスであるため、東京を中心とした東西約190km南北約120kmの範囲の降雨状況しかわからない。
全国各地でも東京アメッシュのようなさまざまなアプリ/サービスが開発できる環境があるのだろうかという問題意識から、まずは雨など気象に関するデータ提供がどうなっているのか、少し調べてみた。
東京以外の都市では
・大阪市降雨情報 (兵庫県・京都府・和歌山県・奈良県・滋賀県も一部を含む)
・レインアイよこはまレーダ雨量情報 (運用停止中)
があり、国としては
・国土交通省 リアルタイムレーダー/リアルタイム雨量
国土交通省 水管理・国土保全局、道路局、気象庁の情報を統合して提供
・国土交通省 気象庁 レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)
気象レーダーによる5分毎観測データと、降水ナウキャストによる5分毎の60分先までの予測
・国土交通省 気象庁 最新の気象データ
などがある。
また公益法人制度改革で一般財団法人となった日本気象協会は、
・日本気象協会 tenki.jp (雨雲の動き(レーダー))
を提供している。tenki.jpでは「公開情報」として、ブログパーツの提供コーナーがあり、そこには「雨雲の動き(レーダー)」のブログパーツもある。
それから日本気象協会は、有料で、天気予報やさまざまな「指数」のデータを
・天気予報API
として提供している。導入事例は興味深い。
現在は日本気象協会以外の企業も天気予報を行なっているが、気象庁のデータを民間の気象事業者へ提供(有料)するのは、
・一般財団法人気象業務支援センター
である。
雨雲のレーダー情報は、民間企業の
・ウェザーニュース
・ウェザーリポート
などでも見ることができる。
その他、
・東京電力 雨量・雷観測情報
といったものもある。
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